インクジェット プリンターとインク@正しい選び方

インクジェットプリンターや複合機の比較と消耗品のインクの純正、詰め替え、互換、リサイクルインクを解説

エプソンから2024年新発売のインクジェットカラー複合機EW456AとEW056Aの違いを比較しました。

比較項目EW456AEW056A
本体カラーホワイト系ホワイト系
液晶1.44型液晶
大きさ収納時で幅375×奥行300×高さ170(mm)収納時で幅390×奥行300×高さ146(mm)
重さ約4.3kg約4.0kg
消費電力(コピー時)約12W約12W
スマホプリント
印刷速度約70秒(L版写真)約74秒(L版写真)
印刷コスト約30.5円(L版写真)約30.5円(L版写真)
ネットワーク無線LAN無線LAN
自動電源OFFOFF
自動両面プリント
給紙方式背面1段背面1段
ディスクレーベル
インク4色4色
価格EW456A価格こちらEW056A価格こちら

※1.印刷速度やコストはエプソンでの測定環境から紹介しています
(L版写真)
よってメーカーの考えから若干差が生じる可能性もありますご了承願います

※2.インク字コストは用紙+インク



EW456AとEW056Aは基本同じタイプで同時期発売のシンプルなインクジェット複合機なので大きな変化はありませんが小さな部分で差別化しています

機能では自動両面プリントや印字速度や液晶画面
それと見えにくい部分ではメンテナンスボックスのありなし
EW456Aには存在します(廃液タンク交換によるタイムダウンをなくします)



EW456AとEW056Aの印字やインクの違い


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EW456AとEW056Aは同じインクになりますがブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色


EW456AとEW056Aは染料インクと思われます
メダマヤキMEDというのものです


関連))
MEDインク



インクには
染料インクと顔料インクがあります


染料インクは表面に染み込ませます

顔料インクは用紙の表面に付着します



だから染料インクは光沢紙へ印刷する場合用紙の質感がそのまま印刷結果に

光沢感のある写真印刷が可能ですコピーや文章にも印刷できるので幅広い活躍できます




逆に顔料インクは先の説明よりインクが用紙に染み込みにくいわけです

だからインク径が広がらずよりくっきりとした印刷が可能となります。他にも

顔料インクはオゾンや光に分解されにくく変色しにくい耐水性が高い水濡れでもにじみにくい特性です



EW456AとEW056Aの使える機能


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自動両面プリントは用紙の裏と表を入れ替える手間が省けます
1/2に用紙の節約にもなります
EW456AありでEW056Aはなし



前面給紙と背面給紙があると便利です。
両機種背面給紙のみ




スマホからの簡単プリントは定番です
「EpsonSmartPanel」



ディスクレーベル機能はありません




NFC搭載は両機種なし

NFCとは対応のモバイル端末なら製品も本体にかざすだけでモバイル端末内の
データをプリントしたりスキャンした内容を直接端末に取り込めます
WIFIや無線LANの設定は必要ありません




「カラリオスマイルPlus」
5年間安心のサポートプランです選べる2つのサポート
全額と半額詳細こちら


EW456AとEW056Aのまとめ


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キャノンとエプソンはPIXUSとカラリオで長らくブランド化しています
インクジェットプリンターや複合機でいえばシェアを二分するような国内シェアを
このメーカーが占めています。それを追いかけてきたのがブラザーです


EW456Aの激安こちら>>



EW056Aの激安こちら>>


EW456AとEW056Aの違いで小さいところでは印字速度や液晶パネルありなしですが大きいところでは自動両面プリントがあるかないか価格差は約3千円ほどとなっています見た目も結構違います。

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エプソンインクでメダマヤキとは
MED(BK/C/Y/M/4CL)
黒とシアン、マゼンダ、イエローの4色で構成しています

お得な4色パックもあります
MEDシリーズのインクを純正や互換、詰め替えなど比較する方法を解説します。


MED(メダマヤキ)インク純正





MED-4CL(4色パック)こちら>>
MED-BK(ブラック)こちら>>
MED-C(シアン)こちら>>
MED-M(マゼンダ)こちら>>
MED-Y(イエロー)こちら>>


今紹介したのはメーカーの絶対消耗品の純正インクです
エプソンの純正インクは大きな値引きはありません
しかし高品質は約束されています


インクジェットプリンターのインクや消耗品はメーカーの利益の源です
メーカー以外にも子会社や協力会社、販売店なども恩恵を受けています
価格体系は崩れない


崩せない
純正インクがもし半値以下で売られているのがあれば
訳あり品や賞味期限切れでしょうか?



純正インクを激安で手に入れるのは難しいのですが強いて言えばメーカーとの
直接交渉しかないと思います。もちろんこれは高度な交渉で一般的には厳しい
だから激安で手に入れるとなると互換や詰め替え、リサイクルインクが現実的になる


MED(メダマヤキ)インク詰め替え


詰め替えインクは、液体だけの販売です
インクカートリッジに自分で補充します


詰め替えインクは一番安いといえそうな価格ですが
インク(液)だけなので確かに納得です


また業者が空になった純正インクのカートリッジを集め
メーカーではない業者がクリーニングや液を詰め替える
リサイクルインクというのがあります


しかし意外と価格は高いです手間がかかるのでしょう 
このリサイクルインクは純正より安いですが互換や詰め替えインクより高いですね


MED(メダマヤキ)の詰め替えインクは現在見当たりません


MED(メダマヤキ)インク互換


互換インクはメーカーではない業者が汎用インクとして独自に作ったものです
やはり純正インクに比べて互換はかなり安くなります


安くなかったら売れないわけですから当然といえば当然ですが。。

価格は安いのはわかったが疑うべきは品質ですね
やはり新品といえども純正と比べると問題はあります


互換でも詰め替えインクでもどうしても使うなら
やはり業者や販売先で選ぶべきですね
仮に1円安くても業者の対応がまずいと困惑します


互換インクは詰め替えと違って純正インクと同じように装着するだけなので誰でも使いやすさがあります

MED(メダマヤキ)の互換インクは現在開発中


MED(メダマヤキ)インクまとめ


sale

MED(メダマヤキ)インクは詰め替えや互換は現在見つけにくい状況です
いずれ販売されると思いますが
これらのインクは価格は安いのですが
詰め替えインクも互換もリサイクルも販売しているのはメーカーではない業者です


特に会社規模の小さいところが多いです。
初期不良なんかで交換がずさんであったりするリスクはあります


そして
メーカーはこのような業者とは対です


裁判なんかも起こることがありますし過去
争ってきました!独占禁止法だ、いや特許侵害だと・・・


こういうこともあるんだとリスク管理は必要です



追記)

2021年9月30日にインク関係の裁判の判決が東京地裁でありました
インクジェットプリンターの設計を変えて純正インクしか使えないようにしたと

互換品を販売するエレコムなどがブラザーを相手に設計変更の差し止めと約1,500万円の賠償を求めた訴訟です


結論から申し上げますと裁判長はブラザーに対して独占禁止法に当たると認め約150万円の賠償を命じたものです



詳しい内容はこちら

ブラザーは2018年12月以降製造販売したプリンターについて
インクの読み取り機能の設計を変更し互換品を認識しないようにした



プリンター製造のメーカーはプリンターや複合機の本体を抑え
利益率の高い純正品インクを継続購入してもらうことで収益を上げていると指摘



互換品が売れれば売れるほどメーカーの経済的打撃が大きくなると説明
そのうえでブラザーの設計変更の目的は互換品の販売を困難にするためとし
消費者が純正品を購入せざるを得ない状況になった事を認めた



このため設計変更は正当性はなく市場での公正な競争を阻害する恐れがある
不当な抱き合わせ販売だと判断


また設計変更で使えなくなった互換インクをエレコムが破棄しなければならなかった
事情などふまえブラザーに賠償責任があると認めた


ブラザーにとっては厳しい結果となりました
メーカー有利が多いのですが非純正の浸透も以前より増してあるのも一因かと
我々消費者は選択肢が広がるのはいいことです

今回は独占禁止法ですがメーカーは今度は特許侵害などあの手この手で牙城を守りにくるのかもしれません何といってもインクはメーカーにとっては絶対死守しなければならないものだからです。

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